【週末におすすめ!】dTVで視聴できる実話に基づいた映画4選

世界で起きた事件・実話をもとにした映画が気になる!

そんなときには、実話をもとにした映画をチョイスしてはいかがですか?当にあった出来事をモチーフに描かれていると聞くと、イメージもがらりと変わりますし、実話がもとになっているだけに、どの作品も奥深く見ごたえがあります。
是非とも休日のお供に視聴してみてはいかがでしょうか?

【作品紹介①】最強のふたり


ふたりの友情を描く実話に基づいたヒューマンドラマ

最強のふたりのあらすじ

パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった富豪の男と、介護役として男に雇われた刑務所を出たばかりの黒人青年の交流を、笑いと涙を交えて描く実話がもとのドラマ

まったく共通点のない2人は頻繁に衝突しあいながらも、やがて互いを受け入れ、友情を育んでいく
2011年には第24回東京国際映画祭で東京サクラグランプリ(最優秀作品賞)と最優秀男優賞をダブル受賞。日本でもSNSを中心に話題を生み、多くの人々を感動させた名作品。

数々の映画記録を塗り替えた大ヒット感動作品

大富豪の紳士フィリップは、事故で首から下が麻痺して体が不自由な状態。そんな彼が自分の介護役に選んだのが、スラム育ちのドリス。破天荒な生き方で常識や変更に縛られずに生きてきたドリスは「障害を障害とは思わない」数々の言動でフィリップを罵る。

そんな社会的立場も趣味も正反対なふたりが繰り広げる掛け合いが面白く、痛快。ふたりが世界を広げ、共鳴を深めていく過程に感動し、観た人すべての心を熱い感動で揺さぶる作品となっています。

【作品紹介②】日本で一番悪い奴ら


日本警察史上最大の不祥事とされる衝撃の実話を題材に映画化

日本で一番悪い奴らのあらすじ

今作は「稲葉事件」と呼ばれる実際に起こった事件とその主犯として逮捕された警察官の手記「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」を原作に制作された作品です。

稲葉事件とは日本警察至上最大の不祥事と呼ばれる警察の汚職事件です。
当時の道警は成績至上主義であり、摘発・逮捕などあらゆることが点数で計上され、ノルマとして競わされていたそうです。

点数を挙げられない刑事は無能というレッテルまで貼られる中、「普通にやっていてはノルマを達成できない」と考えた綾野剛演じる「諸星」という新人刑事がノルマを築いていくため、汚職に手を染めていく…

日本警察の闇とも言える事件、銃の検挙率No.1の真実とは

当初はノルマのためと、奮闘していた諸星ですが、次第に犯罪ギリギリの捜査や銃の売買が行われていき、上司もそのことを黙認。過激な捜査はどんどんエスカレートしていくことに。

警察の不祥事は発覚するだけまだマシ…と思いたいところですが、本作の最後に明かされる事実に小さな期待すら打ち砕く衝撃が待っています。ノルマの重圧に晒されながら綾野剛演じる諸星が悪に染まっていく様は圧巻ですので、気になった方はチェックしてみてください。

【作品紹介③】凶悪


死刑囚がとある事件について告発、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく

凶悪のあらすじ

実在の事件「上申書殺人事件」を基に実写映画化した「凶悪」。
本作は獄中の死刑囚が告発した殺人事件の真相をスクープ雑誌の編集部が暴き出し、首謀者を逮捕するまでを描いています。

死刑囚・須藤純次(ピエール瀧)が告発した男とは木村孝雄(リリー・フランキー)という男。木村は周りの人間から「先生」と慕われていた不動産ブローカー
しかし、その正体は身寄りのない年寄りや借金を抱えた家族に親切を装って近づき、土地や保険金目当てに人を殺して金を手にする死の錬金術師でした。

闇に葬られようとしていた事件を死刑囚が告発、そして真相が明らかに

原案は茨城県で起こった「上申書殺人事件」という事件がベースで、実際に事件を追った記者の著作が原作となっています。その記者をモデルにしたスクープ雑誌記者・藤井修一(山田孝之)の取材から、徐々にその残酷なやり口が明らかになっていきます。

凶悪という作品名通り、人間の凶悪性や闇というのがメインテーマの本作。俳優陣の細部に至る繊細な演技や、言葉への感情の乗せ具合とキャラクター性がマッチしており、この事件の異常性や不条理さなどをビシビシと訴えてきます。

【作品紹介④】グリーンブック


笑って泣ける、禁断の友情を描いた奇跡の実話

グリーンブックのあらすじ

人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていく姿を、実話をもとに描き、第91回アカデミー作品賞を受賞したドラマ。

1962年、トニー・リップは高級クラブ「コパカバーナ」で用心棒をしていた。店の中で騒ぎ出すゴロツキを、退店させたり、店内の治安を守るのが仕事。
しかし「コパカバーナ」は、改装のため一旦閉店になってしまう。
失業した矢先、とりあえず日銭を稼ぐ中で、新しい仕事を始めることに。それが、黒人のピアニストであるドクター・シャーリーの南部ツアーの運転手だった。
最初は順調に進むが、南部に差し掛かるとその状況が一変していく…

人種の垣根を越えて友情の育つプロセスに感動

「グリーンブック」とは50年代から60年代、人種差別の激しかった南部に旅をする黒人のために作られた施設利用ガイド。1962年、イタリア移民でマフィア御用達のクラブ用心棒だったトニー・リップことバレロンガはこのガイドを渡され、渋々ながら新しい仕事に就くことになる。
そんな折、カーネギーホールに住む黒人天才ピアニスト、ドン・シャーリーの南部演奏ツアーに運転手兼ボディガートとして同行するというのが今作の物語。

彼らは実在の人物であり、ベースは実話。このキャラクターの描き方が非常に面白く、現代社会にも根付く人種差別という社会問題の1つのテーマに切り込んでいます。

テンポよく描かれるドラマティックな展開に見入ってしまう作品であり「怖いのはちょっと…」という方にもおすすめできる作品です。

まとめ

以上が「【週末におすすめ!】dTVで視聴できる実話に基づいた映画4選」のご紹介でした。
実話ベースであれば作品のリアリティも生まれ、当時の事件や物語について知るキッカケにもなります。
いずれもおすすめの作品なのでdTVで是非視聴していただければと思います。